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157号 感話:「誰一人取り残さない」 SDGs [ 平成30年1月10日 ]

あけましておめでとうございます

イメージ:あけましておめでとうございます  皆さまどんなお正月をお迎えでしょうか。家族が揃っていればそれだけでめでたいと思います。母はおかげさまで昔風の数え年で言えば90歳になります。昨年は3月から体調を崩し一時は肺炎で入院もしたのですが、元気を取り戻しました。私は孝行息子ではありませんが、施設にいる母の部屋を訪れると「お前さんだね。ああうれしい」と言ってくれます。母は歌が好きで昔の唱歌や仏教讃歌もよく覚えているので、一緒に歌うことを楽しみにしています。この記憶力をほめると笑顔が出ます。この笑顔が私をしあわせな気持ちにさせてくれます。


イメージ:  我が家にはもうひとり今年18歳になる愛猫「とらこ」がいます。人間の年齢で言えば80歳を超える高齢で、歩き方も一日の過ごし方も立派な後期高齢者です。そうはいってもこの写真はいい顔しているでしょう。我が家にとってとらこは、夫婦間の潤滑油的存在で夫婦で愛情を共有しています。


日曜法座一年間ありがとうございました

イメージ:日曜法座一年間ありがとうございました  年の瀬が迫る24日に日曜法座「終い講」がありました。スコップ三味線による名演奏で「浪花節だよ人生は」と「帰ってこいよ」を熱演いただきました。息の合った手さばきと小気味よく響くセンヌキバチのカチカチが絶妙です。ご一同の日頃のご苦労を吹き飛ばしてもらいました。わが託念寺の誇る芸人衆は教区内ビハーラでの実績を重ね、今年2月には本願寺でのデビューが決まったそうです。終い講のもうひとつのお楽しみは「ビンゴゲーム」でした。百円ショップで調達した景品をめざして童心に返って「五目穴開け」に夢中になりました。
 終い講案内文に記された小林章栄さんのことば:
「現代は人間が個人としても、集団の一員としても壊れかけています。人間関係の回復が重要な課題です。人間への信頼を説き、恩に報いることを説かれた親鸞聖人のみ教えはますます重要さを増しているのです。」
 日曜法座はどなたもお参りできます。一緒にお勤めして、住職が法話させていただいて、茶話会です。お仲間が集い、仏法を聴聞し、我が身を振り返る場になったらと思います。今年もよろしくお願いいたします。


我が家の正月

イメージ:我が家の正月  我が家では大晦日の晩を埼玉に住む孫達と過ごしました。お年玉を一人一人に渡しました。私と坊守と当院からもらって、嬉しそうにしてくれました。もらった額を見て素直に大喜びしてそれがうれしかったです。もしも「なんだ これだけ」とか「意外に少ないんだね」などと言われたらそれだけで興ざめです。お年玉の余韻の中でここでもビンゴを楽しみました。
 私が子どもの頃、「ほうびき」を楽しんだ思い出があります。
 この子達があと何回正月をここで過ごすのでしょう。大事にしたい
ものです。


感話 「誰一人取り残さない」 SDGs

イメージ:感話 「誰一人取り残さない」 SDGs  国連が1981年を国際障害者年と定めたとき、「完全参加と平等」のテーマが掲げられ、「ノーマライゼーション」という理念が世界に広まりました。当時障害児教育に携わっていた私は、「一つひとつのいのちがみんなちがっていて、それがそのまま尊い」という仏教的な生命観に通じることだと大いに共感したことを思い出します。
 そして今注目されている国連の活動は「誰一人取り残さない」という行動目標です。11月8日に築地本願寺で「次世代リーダーズサミット:仏教×SDGs」と題されたシンポジウムが開催されました。SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals の頭文字です。2015年に国連で採択されたSDGsは、差し迫る地球の危機を、世界すべての人々で乗り越えていこうという取り組みです。そこで取り上げられた課題には、2030年までに達成する「貧困」「飢餓」「教育」「不平等」「気候変動」「平和」など世界を変革するための17の目標が掲げられています。
 「誰一人取り残さない」というテーマは、とてもインパクトを感じます。私たち親鸞聖人のみ教えを聴聞するものにとっては、「摂取(せっしゅ)して捨てず」と誓われた阿弥陀さまの願いと重なるものを直感します。


 「次世代リーダーズサミット」では、専如ご門主の「念仏者の生き方と現代的課題」と題するお言葉ではじまり、国連広報局による基調講演、NHKクローズアップ現代の元キャスター国谷裕子(くにやひろこ)さん司会によるシンポジウムが開かれました。この内容は、「大乗12月号」「本願寺新報11月20日号、12月20日号」「宗報11・12月合併号」に詳しく紹介されています。ご門主さまと本願寺のこの取り組みへの熱意を感じます。
 シンポジストのお一人釈徹宗先生は、「仏教の特徴に、非暴力、相互依存で成り立つ縁起の思想、少欲知足がある。人間が本来持つ過剰性を調えていくのが仏教。また、仏教はフェアとシェアを大切にしている」と発言され、国谷さんは「その過剰性がSDGsによって問われている。また、すべてがつながっている縁起の思想など、仏教とSDGsには親和性があると感じる」と応えた場面が大乗12月号で紹介されています。先月のてらだよりで紹介した松本紹圭先生もこのサミットに係わっておられ、「もったいない」や「おかげさま」など仏教的価値観がこの運動の思想的支柱になり得ると期待されています。
 仏教が世界に広まる機運になります。新しい年の始まりとともに若い世代の活躍が楽しみです。合掌


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