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119号 感話:しあわせの原点:人を大事にすること [ 平成26年11月6日 ]

紅葉が急に進み、寒さは順調に冬に近づいています

イメージ:紅葉が急に進み、寒さは順調に冬に近づいています  寒くなってきました。まだ四季の区分けでは秋ですが、朝晩は暖房のお世話になっています。10月から暖房に頼っていたら冬はどうするのかと自問しても、寒さを我慢していては仕事ができないと言い訳して軟弱路線を歩んでおります。若い頃北九州で暮らしていたことがありました。娘が小学校1年になって冬を迎えだいぶ経った頃、学校には暖房がないことを知りました。「えっホントなの」と驚いたことを覚えています。九州と言っても雪も降るところです。今はどうしているのでしょうか。私の祖父は70代になっても毎朝何故かわざわざすきま風のはいるお風呂場にいって乾布摩擦で身体を鍛えていました。もっと若い頃は冷たい水をかぶっていたのでしょうか。想像しただけでもふるえます。


あれから10年

イメージ:あれから10年  10月23日は中越地震から10年でした。それぞれにあの時を思い起こされたと思います。冷え込んだ夜の満天の星空も。皆川優太さん奇跡の救出は当時テレビで放映され、固唾をのんで見まもりました。そして今立派に成長した姿がふたたびテレビに映りました。「友だち・じいちゃん・ばあちゃん、周りにいる人たちが支えてくれている」とこれまでを振り返り、「自分だけじゃなく、人のことも考えられる人になりたい」と笑顔で将来の夢を話す優太さんにどれだけ多くの人が安堵し、心から声援を送ったことでしょう。
 NHKニュースウォッチ9の大越キャスターは「不慮の出来事で、肉親の命が奪われたり、生活が破壊された人は、悲しい過去から完全に逃れることはできないのかもしれませんが、その過去の上に立って、新しいつながりを作り、そして新しい生きがいや役割を見つめていくことができるのも、また人間だと思います。中越地震の取材で私たちが出会った人たちが、懸命に生きてきたそれぞれの10年は、とても尊いものに思えました。(NHKホームページより)」とジャーナリストとしての思いを述べられました。心のつながりを感じました。


ご聴聞の味わい

イメージ:ご聴聞の味わい お念仏の相続はお念仏の喜びを伝えていくことです。前島町の堀井善治さんが新潟別院お取り越し報恩講のご聴聞を新潟教区報「遠慶(おんきよう)」第107号に寄稿されました。以下は遠慶の転載です。

御取越報恩講参拝
平成二十六年六月二十五日〜二十七日
元上組託念寺門徒 堀井善治
 私は、昨年会社を定年退職したこともあり、今年の御取越報恩講は、三日間法要とご法話をご聴聞するご縁を頂きました。
 今年の報恩講は、折しも新潟日報に連載中の五木寛之作「親鸞」完結篇で親鸞さま晩年の時期と相まって、ご生涯の御苦労に感謝申し上げる機会となりました。
 ご法話は三日間大阪教区の清岡隆文先生でした。親鸞さまのご和讃のお話では、清岡先生の後方内陣の親鸞さまは真向かいなので、清岡先生のお話は親鸞さまから私に直接頂いているような思いにさせて頂きました。
 清岡先生のご法話の一部を思い出すまま御紹介いたします。
信心は本願力回向の信心なり
 自力とは人間の力 私が信心する
 他力とは仏さまの力 私に信心がめぐまれる
偽(ぎ)は、人の為と書くが、嘘である。必ず自分の心が入る。
 またご門徒さんの詠まれた歌を紹介されました。
ともすれば 二度(朝夕)の御礼も 欠くるなり
三度の箸は 忘れざる身も
おはようございます 阿弥陀さま
おやすみなさい(ありがとう) 阿弥陀さま
 私は清岡先生から別院でご法話を頂くのは三十年ぶりでした。このたびは三十年来憧れていた清岡先生と私的にお話をする機会も頂き「ありがたい、ありがたい」三日間でした。
 親鸞さまのみ教えに出遇えたことは、我欲のみの生き方から、阿弥陀さまに見守られている生き方に変えて頂いたことでありました。
 ただただお念仏です。         合掌


感話 しあわせの原点:人を大事にすること

イメージ:感話 しあわせの原点:人を大事にすること  保育園で敬老会行事がありました。敬老会のお目当てはお孫さんたちの音楽発表会ですが、その前に本堂で住職が保育園の理事長としてお話しをさせていただきました。はじめて本堂に入りましたという方もおられました。仏法は何を説いているのか、とりわけ幼児期の保育とどんな関係があるのか知ってもらえるよい機会です。
 しあわせに生きたいと誰もが願うことです。ハッピイな生涯を送りたいと思います。でも誰もが「ハッピイ」なことだけで一生が送れるわけではないことも知っています。「仕合わせ」と書いて辞書を引くと「運命のめぐり合わせ」と出てきます。日本語で本来使っていた「しあわせ」は、よいことも、自分にとっては都合の悪いこともともに「しあわせ」であったようです。要するに人間の意図を超えたもののすべてを表していました。ところが漢字で入ってきたのはその中でいいことだけを表す「幸」だったのです。英語で言えば「HAPPY]です。今若い世代の人に「しあわせ」を問えば、物質的に豊かになること、苦労がないことをとっさに思い浮かべるかも知れません。あるいはこうなりたい、あのようになりたいという願望をかなえることかもしれません。でも自分の生活をしみじみ振り返ってみると、孫の世話をしたり、孫が自分を慕ってくれたりしたそのときどきに「今のしあわせ」を感じていることに気づきます。


イメージ:  先に述べた皆川優太さんの出遇った「しあわせ」は、辛い状況におかれてなお受けとめられた心情だったのではないでしょうか。それは自分を大事にしてくれた祖父母の愛情や友だち、周囲の人の支えがあったからなのでしょう。「自分のことだけでなく、ひとのことも考えられる人間になること」が仏法の説く仕合わせの原点であるのです。「人を大事にすること。」子ども達に伝えていきたいと思います。 合掌



 写真解説:
 信濃川の堤外地に前島の畑が広がっています。その一部が国土交通省の管轄になっていたので前島町が変換しましたが、畑の利用を止めた途端、雑草、低木が生えだし荒れ地になっていました。それを町内の方が一人でトラクターを使って整地をされたのです。来年はここをお花畑にしたいという思いに共感され、協力の輪が広がり、種植えが終わりました。来年の春が楽しみです。


イメージ:  信濃川がすぐそばを流れています。今は畑まで水があがることがほとんどなくなりましたが、昔は大水になると畑が全部水をかぶることもときどきありました。


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