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浄土真宗本願寺派 託念寺

236号 令和6年8月 [ 令和6年7月27日 ]

パリオリンピック開幕

236号 令和6年8月  パリオリンピックが近づいています。3年前の東京オリンピックの時は無観客で、選手にとっては残念な気持ちがあったことでしょう。また東京は猛暑でした。マラソンが札幌で開催されても十日町市出身の服部勇馬選手が脱水状態で倒れ込んだゴールシーンが忘れられません。パリはエアコンが必要ないほどに暑さは心配ないといっています。
 オリンピック・パラリンピックが近づくとテレビでもオリンピック関連の番組が組まれ、私などはつい見せられています。そして期待が膨らみます。強くなったバレーボールやバスケットボール、陸上も水泳もレスリングも柔道も、また私が夢中になってしまうのだろうとワクワクしています。パラリンピックにはいつも新たな発見があります。

写真は樹木伐採後の裏庭


境内草取り御礼

236号 令和6年8月  前夜の強い雨、長岡市の天気予報も雨予報。ところが目を覚ますと晴れています。始まり時間の前から次々に集まってこられ、作業が始まりました。前日の雨は草取りには最高の状況を作ってくれました。水たまりができるほどと思っていたのに、草が抜き取りやすくなっていました。終了予定の時間を少しオーバーして片付けをはじめると雨がポツポツ、皆さんがお家に戻られてからは、ザーザー雨に。6月の法語カレンダー「いい人、いい雨、いい天気、みんな私中心」を思い出して、身勝手ではありましたが、なんとも有り難いでことでした。きれいになった境内で、お盆、お墓参りの季節を迎えられます。写真には入っていない方も何人かおられました。早朝からの作業に感謝でした。


石上広幸さんのインド紀行(その1)

236号 令和6年8月 石上さんは今年2月、明鏡寺様、了明寺様、長岡組長永寺様とともにインド仏跡を訪ねる旅に同行されました。写真や動画をたくさん取り収められてこられました。石上さんは日頃から託念寺日曜法座にお参りくださり、参拝者のための椅子ならべをなさってくださっています。頭が下がる思いです。インドはお釈迦様のお誕生の地であり、仏教発祥の地であります。更に近年には急速に経済発展が進み、人口は中国を抜いて世界一になっています。外交も独自の進め方をして動向が絶えず注目されている国になっています。石上さんのインド紀行は日曜法座と暁天法座で変則的な2回シリーズでお願いしました。その第1回。「インドの現在 街と人々」のタイトルで動画を見せてくださいました。白線の敷かれていない道路で人と車と動物までもが交錯している様子。路上生活者やプラスチックゴミであふれる空き地、人口急増に追いつかないインフラ整備の実態がさまざまな場面で映し出されていました。またインドにはお釈迦様の時代から続くカースト制度が根強く残されており、各階級の人口比も示してくださいました。被差別階級が多数を占める現実に驚かされました。次回には龍樹(りゆうじゆ)菩薩ゆかりの仏跡をご紹介下さいます。


第2回日曜法座研修 鑓水淳さん

236号 令和6年8月 14日の日曜法座研修は長永寺(浦)ご当院様にお願いいたしました。高知県から入寺されて5年、はじめの頃「当院」という呼び方に「はて?」と思われたそうです。「当」は必ず来ると約束された未来をいうときに使われると気がつきました。「現生には仏祖の宏恩を仰ぎ、当来(とうらい)には往生の素懐を遂げて・・・」という表白文があります。当院も必ず住職を継職してくれる人の意味だと気が引き締まりましたと。また小児ガンで逝ったお子さまのお葬式で、自分を見舞ってくれた人のお名前をひとりひとり書き留めて遺していった尊いいのちのお話は、人生は長さではないことに改めて気づかせて頂きました。


感話 いただきますって どうゆうこと?!

こども園年長組の廊下に、絵本とクラス内の活動の様子が貼り出されていました。「しんでくれた」という絵本のタイトルに足が止まり、読ませてもらいました。園では給食のたびに手を合わせて食前食後の言葉を唱和していますが、子どもたちも谷川俊太郎さんのメッセージにハッとさせられたのでしょう。谷川さんの一つの詩からできあがった絵本です。(詩:谷川俊太郎 絵:塚本やすし 佼成出版社刊 2014)。
 感想を話し合う子どもたちもすごい感受性です;
 「魚ももっと泳ぎたかったのに、みんなのために死んでくれた。」「牛がすごい悲しい顔をしてる。」「人間は死んでご飯になれない。」「給食で『減らしてください』と言えば他の人に食べてもらえるけど食べられなくて残したら命がゴミになってしまう。」


担任コメント:命を頂いて生きている私たち。死んでくれた命を粗末にすることなく、みんなと同じ量を食べられなかったら残しても・・・でなく、自分の食べられる量を知って頂いた食材を残すことなく、ご馳走様ができるといいですね。合掌


イメージ:ボタン

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