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222号 感話:お念仏は人生支援システムのようです [ 令和5年6月7日 ]

衣替え

222号 感話:お念仏は人生支援システムのようです  衣替えです。法衣もまた夏仕様に切り替えます。寒い時期には冬衣がちょうどよく感じられていましたが、今の時期になると暑苦しいばかりでなく、重く感じられていました。
 新型コロナウイルスが5類相当になり、心配が消えたわけではありませんが、日課になっていた感染者数チェックがなくなりました。5月GWの賑わいを経て感染者の急拡大は報じられていません。マスク姿も次第に減ってくるのでしょうか。そうなれば衣替えとともに涼しげになります。
 田植えの終わった水田は、日ごとに緑が増しています。


日曜法座研修会御礼 堀川真衣子さん(正林寺住職)のご法話より

222号 感話:お念仏は人生支援システムのようです 私は寺に生まれて、いつの頃か寺を継ぐことを覚悟しました。私にもやりたい夢があってそれを叶えるために大学に行きました。好きな人と結婚したい夢もありました。でも寺を継ぐことはお婿さんになってくれる人としか結婚はできません。幸い結婚できて10年が経ち、3人の子どもにも恵まれました。
 5月に祖母前前坊守が亡くなりました。99歳でした。長女が「ママ、人が死んだらどうなるの」と聞いてきました。9歳の子どもにどう話したらいいのだろうと思いました。一生懸命伝えました。「人として生まれいのちをいただけるのは、ガンジス川に砂が沢山あってそれを一掬(ひとすく)いして今手の中にあるたったこれだけの砂のようなものです。この砂の中でも仏さまの教えに出あえるのは、また一粒か二粒です。そして仏さまのおはたらきで仏さまにさせて頂くのです。だからおばあちゃんは仏になられたのですよ。」 長女はお通夜のとき、漢字にふってある仮名を頼りに阿弥陀経を一生懸命読んでいました。嬉しかったです。
 ご長女に一生懸命み教えを伝える母親の姿が垣間(かいま)見えました。堀川さんありがとうございました。


二つの募財御礼

222号 感話:お念仏は人生支援システムのようです 長岡市仏教会花まつり募財
報告と御礼
喜捨額:32,640円
ご協力心より感謝申し上げます

本願寺派 子どもたちの笑顔のために募金
報告と御礼
皆さまのお心をお届けいたしました
募金額:33,505円 (5月7日)

写真は5月5日開催の長岡市花まつりのものです。


お寺ヨガの再開 ヨガへようこそ

222号 感話:お念仏は人生支援システムのようです  コロナ禍を乗り越えて、お寺ヨガが再開しました。本堂にヨガマットを引いて「楽な姿勢で」「楽な呼吸で」「この時間はしばし日常から離れて」「静かな時間が流れます」 小林笛子先生のお話で次第に穏やかな心になります。

 写真には住職が写っていませんが、この中に混じって楽しんでいます。身体が硬くヨガとかけ離れていますが、大丈夫です。


感話 お念仏は人生支援システムのようです

5月の法語は「南無阿弥陀仏とは 言葉となった 仏なのです」とありました。私たちは普段「阿弥陀さま」といえば「阿弥陀如来像」を思い浮かべます。金色に輝くお木像です。あるいはご家庭にあるお仏壇であれば、ご本尊として絵像のお軸をおかけしています。蓮如さまはご布教のために六字名号(みようごう)「南無阿弥陀仏」をたくさん書かれそれが現在まで各地で遺されています。この文字に書かれた「南無阿弥陀仏」も「阿弥陀さま」であり「仏さま」です。
 5月21日は親鸞さまの誕生日。こども園では本堂に子どもたちが集って降誕会(ごうたんえ)のお参りをいたしました。3歳児がとっても大きな声で「親鸞さまの誕生日 みんなでお祝いいたしましょう」と歌うのです。そのあとでさらに負けないくらい大きな声で「ナモアミダブツ」の歌を歌います。嬉しくなりました。


222号 感話:お念仏は人生支援システムのようです  子どもたちにとっては「しんらんさま」はどんな存在なのでしょうか。子どもたちにとっては「ナモアミダブツ」はどんな意味合いをもっているのでしょうか。
 大乗5月号に次のような記事がありました;

「運転支援システム」前田純代さん 
LTA:レーントレーシングアシスト:車線維持支援システム:車がカーブにさしかかって車線をはみ出しそうになると、ハンドルが勝手に動いて車線の真ん中を走るように誘導してくれます。遠くない未来に完全自動運転が実現することを実感します。

 私にとってお念仏は、人生支援システムのようです;
「おごり、高ぶり」になってしまったとき、お念仏がでます。
あさましい、恥ずかしいと思ったとき、お念仏がでます。
ひとりぼっちで生きていると思ったとき、お念仏がでます。
自信をなくし、落ち込んでしまったとき、お念仏がでます。
支えられて、おかげさまと思ったとき、お念仏がでます。
 人生で道を見失いそうになったとき、お念仏が、私を元に戻そうと支援してくれているようです。合掌


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