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209号 感話:ちむどんどんする朝の連ドラ [ 令和4年5月2日 ]

新緑の季節 

209号 感話:ちむどんどんする朝の連ドラ 新緑が美しい季節になりました。コロナ禍は収束しませんが、人の動きは活発になっています。2年続けて中止になっていた長岡まつり大花火大会が今年は例年規模で開催されると長岡市から発表がありました。もうじきゴールデンウィークが始まりますが、旅行者数は、新幹線、飛行機の予約が昨年よりはかなり増えていると報じられています。連休が終わったら感染者数が急拡大することのないよう、可能な感染防止対策を心掛けたいと思います。
 我が家も孫たちと温泉で過ごす計画をたて、何とか実施できそうです。それにしてもこの2年間の月日は決して短くありませんね。これまでなら楽しみにしてくれていた孫長男が、友だちとしたいことがあるので今回は遠慮する、と言ってきました。ついにこのときが来たかと、冷静を装いつつ残念に思います。高校生になったのですからこれが普通のことかもしれません。今更ジジババと温泉旅行なんて恥ずかしいよと感じているのでしょう。身長も私をはるかに超え、いつまでも子どもであるわけがありません。そうであれば、中学生と小学校高学年になった孫二人と大事な時間を過ごしたいと思います。


お取越報恩講の御礼

209号 感話:ちむどんどんする朝の連ドラ 4月19日は天候に恵まれてお取越を勤めることができました。五色の幕が参道脇にぐるりと張られ、吹き流しがたなびき、お取越らしくなりました。40席用意した椅子は空きがありませんでした。お内陣にご出勤頂いた元上組ご法中(ほっちゅう:僧侶)の皆さまには賑々しく散華いただき参拝の皆さまと共にお正信偈をお勤めすることが出来ました。嬉しい縁日になりました。


209号 感話:ちむどんどんする朝の連ドラ  本願寺布教使真敷祐孝先生のご法話では、「釈迦の教法おほけれど 天親菩薩はねんごろに 煩悩成就のわれらには 弥陀の弘誓をすすめしむ(「高僧和讃」)のご讃題をいただきました。
 「甘いものを見つけた蟻は必ず集団に持ち帰るが、人間はこっそり一人で食べようとする」
 阿弥陀さまの願いをお聞かせいただくと自分の姿が映し出されて恥ずかしくなりますが同時に、自分と同じように尊い存在である他者と「共に生きる」ことの大切さに気づかされます。私たちこの娑婆世界に生きるものから煩悩を取り除いたら何も残りません。それが煩悩成就の我らということです。「共に生きる」とは、「煩悩と共に生きる」ことでもあると受け止めさせていただきました。阿弥陀さまは煩悩成就の我らを目当てに今日も立ち続けておられます。
 夕方の鐘撞きを楽しみにしてくれる園児がいます。鐘撞きの後にお御堂に向かって礼拝し、動物のお墓ののの様人形にも手を合わせ、「理事長先生、このお家にも仏さまがいるの?」と無量寿堂を指してきいてくれました。「そうだよ」と答えると、「仏さまはあちこちにいるんだ」とちょっとおちゃらけた口調で返してくれました。仏様と出会っている瞬間を感じました。これ、「ちむどんどん」かな。


ウクライナ支援「映画ひまわり」観賞会

209号 感話:ちむどんどんする朝の連ドラ  画面いっぱいのひまわりを背景にあの名曲が流れました。50年前の映画です。悲惨な第二次世界大戦が終わって25年しか経っていないときに製作されたことを考えると、あれから半世紀を経てこの映画が各地で上映会がされている現実は、どうしてあの反省がいかされないのだろうか。どうすれば今の侵略戦争が終結するのかと無力感すら覚えます。戦場にかり出された兵士の過酷な運命に、今実際に起こっているウクライナの人々の姿が重なってきました。戦争を起こす人は、自国の兵士も含めて、市民の命、その家族に思いが及ばないのでしょうか。戦争に勝者も敗者もありません。早くやめてほしいと願います。

 ウクライナ緊急支援募金の報告と御礼
 第一次として本願寺に皆さまのご懇志をお届けいたしました。
4月20日までの募金額: 51,807円
ありがとうございました。なお引き続きお賽銭箱にて支援募金を継続いたします。


感話 ちむどんどんする朝の連ドラ

 お御堂掃除のお茶タイムで「今度の連ドラは食事の場面が何度もあって家族が揃っていつも手を合わせているのがいいですね」とYさんがおっしゃいました。「みんなで一緒に食べるのが最高のご馳走だね」とお父さんが言います。あるときお客様を招いて食卓に豚の料理が出されました。自分が大切にお世話をしていた豚と知って長男は箸を置きますが、「生き物のいのちをいただかないと人間も生きていけないんだよ。いのちに感謝していただこう」とお父さんに励まされてみんなが食べ始めました。
 ちむどんどんする場面でした。そのお父さんが急死してしまいます。貧しさの中での家族の物語がこれから始まります。朝ドラでちむどんどんしています。
 本土復帰前の沖縄からドラマが始まりました。連れ合いは「主人公の暢(のぶ)子は私のひとつ年下だね」といいました。お兄ちゃんは私と同学年です。場所は違っていても私たちが過ごした時代がドラマの舞台です。時ととも流れる事件も出来事も生活の景色も急に身近に感じられます。暢子が高校を卒業する頃に沖縄が本土に復帰を果たします。
 沖縄返還を成し遂げた佐藤栄作元首相がノーベル平和賞を受賞しましたが、今振り返れば与えられるべきはアメリカ政府ではなかったかと思います。他方で日本の北方領土は樺太の南半分も含めて、昭和20年8月15日後に侵攻した当時のソ連によって占拠されてしまい、それが現在まで続いています。アメリカは真珠湾攻撃をはじめ、硫黄島の戦闘でも多くの兵士が命を失っています。日本は自ら仕掛けた戦争ではありますが、広島、長崎はじめ沖縄でも長岡を含む日本各地で爆撃を受け多くの命が奪われてしまいました。そのアメリカと日本の現在の関係を見ると、奇跡のようです。アメリカの民主主義や人道主義がいかに高い品格をもっていたか、思い知ることが出来ます。日本はアメリカの対応によって立ち直り、民主主義国家としての道を曲がりなりにも歩んでこられたのではないでしょうか。 合掌


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