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191号 感話:間違いだらけの子育て奮闘記 [ 令和2年11月4日 ]

ダーナ活動へのご協力に感謝

191号 感話:間違いだらけの子育て奮闘記  暖房が必要な季節になりました。ファンヒーターを配置して、タンスの中身も夏仕様から冬仕様に入れ替え、寝具も冬モードです。これから3ヶ月かけて冬の底に達します。それまで寒さが進行するのです。考えただけでも身構えますね。食卓では土鍋の出番が増えて、これは楽しみでもあります。
 使用済みの切手、テレホンカード、オレンジカード、書き損じはがき、ろうそくなど写真には表しきれないほどにたくさんお寄せいただきました。お近くはもちろんですが、遠くは東京、新潟からも郵便や宅配便が届けられました。恵以真会役員の皆さんと喜びを共にしました。さっそく新潟教区仏教婦人会連盟に届けていただきました。一つひとつにお気持ちが込められています。


初めてのWEB会議

191号 感話:間違いだらけの子育て奮闘記  先月号にチャレンジと書いたWEB会議がなんとか無事に終わりました。北海道、新潟、富山、静岡、広島、島根、福岡からの委員全員参加で2時間あまりの会議ができました。京都本願寺にある保育連盟事務局から会議招集があり、それぞれ自園、自坊から参加するのです。テレビ等ではもう珍しくない光景ですが、本当にできるのだろうか。会議としての目的が果たせるのだろうか。不安いっぱいでした。画面に自分の顔が映り、部屋も少しは見えてしまうので、外出するときのようにネクタイを締め、室内も少しはよそゆきに飾って臨みました。会議中はパソコンの小さな画面に6分割や9分割されて参加者の表情が終始見えるようになっています。かなり小さくなりますが、誰が発言しているのかどんな表情で参加者が聞いているかも分かります。とはいっても、神経を使います。私は会議の進行役だったので終わって画面を切ったときにはどっと疲れが来ました。
 一呼吸置いて振り返ってみると、すごいことだと思います。コロナ禍にならなければ決して経験しなかったことでしょう。通常であれば、早朝に出かけ、夜遅くに帰ってくる一日がかりの会議が、自宅から参加できるのです。旅費もかかりません。新しい生活様式といいますが、こうして変わっていくのですね。楽しくもあったのですが、どこまでついて行けるのだろうと心配にもなりました。


お寺ヨガ やってみませんか

191号 感話:間違いだらけの子育て奮闘記 これもまた挑戦(チャレンジ)かもしれません。講師の小林笛子さんは三条市在住ですが、上前島のお生まれです。スポーツクラブ等で健康体操やエアロビクスのインストラクターをされる傍らアメリカでヨガを学ばれて、ヨガセラピストの資格もお持ちです。ヨガはそもそもインドが発祥地であり、仏教とも関わりが深いことからお寺でやってみたいとご相談を受けました。
 私は体がすごく硬いのです。ヨガのポーズなどを見るととてもできそうにありませんが、参加してみようと思います。見学だけでもどうぞといわれています。体験会を2回設けていただきました。夜の時間帯と午前中の時間帯です。可能な方にご参加ください。


感話:間違いだらけの子育て奮闘記

191号 感話:間違いだらけの子育て奮闘記  こども園の保育参観で講話をさせてもらいました。今年から通園を始めた保護者だけが対象でした。第一子だという方が多く、子育ての経験を積み始めたところです。そのような年代の方々と思いを共有するのは容易ではありません。私の子育て奮闘記をお話ししました;
 もう40年前のことです。リアルに語りたいと当時の日記を引っ張り出して読み返しました。長女が1歳半の冬、それも仙台の2月ですから一番寒い時期です。冬の風邪でした。下痢が収まらず、4日目から日記の記載が始まっています。一日に下痢8回、9回とその時間も記しています。6日目にはピークに達しました。「午後猛烈に泣く。その上血便が見えて、腸(ちよう)重(じゆう)積(せき)が頭をよぎった。気持ちが動転したまま、隣人から車を借りて免許取り立てながら冬の道を10km離れた休日診療の医院に駆け込んだ。」「妻と二人であれ程取り乱したことはなかった」と翌日の日記に記しています。結局その後もしばらく水分だけの食事が続き、13日目に元に戻り日記のこの件(くだり)も終了しています。
 それから3年が経ちました。今度は長男の物語です;まだ生後3ヶ月でしたが、共働きの核家族でしたから保育園に預かってもらっていました。「朝、機嫌が少し悪く、ミルクもあまり飲まない。泣いてはいたが普段とそれほど違うとは思わず、園に送り出した。夕方退勤しようとしているところに妻から電話。長男がぐったりしていて血便もあると。当時勤めていた療育施設の小児科医に相談。腸重積かもしれない、すぐに連れてきなさいと。診断結果も腸重積。紹介状を書いてもらって大きな病院へタクシーで向かう。発症してから12時間くらいだから9割方は治るだろうと。私の育児百科の指南書には12時間経って血便なら、「手術」と書いてあった。病院について1時間後「無事に整腹した」と告げられた。
 2つの物語の教訓は、教科書をどんなに読んでも長男の腸重積には思い至らず、長女には腸重積と思い込んでしまったことです。所詮は新米親業です。病気のかかり方も症状もみんな違うのです。今の時代ならスマホで何でも調べられます。それでも子どもの特性はみんな違っていて、分からないことだらけです。昔から親なら誰もが経験してきていますね。若い親御さんと少し思いが共にできたでしょうか。 職員が一言:よくそんな記録を残されましたね。そうでした。長女の時は私は扶養学生でした。合掌


本堂玄関大柱補修工事

 昭和45年11月築の本堂玄関です。ちょうど50年です。きれいになった柱をご覧下さい。
 上の写真がきれいになった本堂玄関です。


イメージ:ボタン

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