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143号 感話:比べなくていい [ 平成28年11月6日 ]

境内の落ち葉が目立ち、冬囲いが急かされます

143号 感話:比べなくていい  11月は紅葉が楽しめる季節です。先般FM長岡を車の中で聞いていたら、越路の紅葉を楽しむバスツアーを案内していました。もみじ園(最寄り:来迎寺駅)でお昼ご飯をいただきながら紅葉を楽しみ、地元の農家にも立ち寄って果物や野菜を買い求められるという内容でした。こんな身近なバスツアーがあるんですね。ライトアップされたもみじ園に今年こそ行ってみたいと思います。

写真:我が家のトラコ(愛猫)は小春日和に日差しを求めて幸せそうです。


永代経報恩講

143号 感話:比べなくていい  11月28日は旧暦で親鸞聖人のご命日です。常磐井先生は私よりずっとお若いですが、12年前住職継承補任式でご一緒しましたので住職の同期生です。今年の春は明徳寺様永代経法要にてご法話のご縁をいただきました。信濃川の源流千曲川沿いの明徳寺様は四方を山に囲まれた田園地帯に有り、どこかしら心のふるさとを感じさせてもらえるところでした。
 この時期は冬到来を告げる 「ホンコアレ」の天気になりますが、常磐井先生がいらっしゃるときに雪道にならなければいいと思います。皆さんと一緒に親鸞さまと亡き方々の御遺徳を偲び、こころを温かく致しましょう。どうぞお参りください。


写真:境内鐘楼前の石垣花壇にあざやかな黄色小菊が咲きました。


伝灯奉告法要が始まりました

143号 感話:比べなくていい  専如ご門主ご親教 「念仏者の生き方」 から抜粋引用です
仏教では、この世界と私たちのありのままの姿を「諸行無常」と「縁起」という言葉で表します。
 しかし、私たちはこのありのままの真実に気づかず、常に自己中心の心で物事を捉えています。このように真実に背いた自己中心性を仏教では無明(むみよう)煩悩といい、この煩悩が私たちを迷いの世界に繋ぎ止める原因となるのです。
 私たちは阿弥陀如来のご本願を聞かせていただくことで、自分本位にしか生きられない無明の存在であることに気づかされ、できる限り身を慎み、言葉を慎んで、少しずつでも煩悩を克服する生き方へとつくり変えられていくのです。それは例えば、自分自身のあり方としては、欲を少なくして足ることを知る「少欲知足」であり、他者に対しては、穏やかな顔と優しい言葉で接する「和顔(わげん)愛語」という生き方です。たとえ、それらが仏さまの真似事といわれようとも、ありのままの真実に教え導かれて、そのように志して生きる人間に育てられるのです。


 前号でご門主さまの新著:「ありのままに、ひたむきに」をご紹介しましたが、できるだけ平易な言葉でまた、私たちが具体的にどのように行動するかをお示しされています。煩悩はこの世で生きる人間のありようだから仕方ないとするのではなく、み教えのご縁に触れたなら「少欲知足」「和顔愛語」の実践を心がけることが念仏者の生き方だと、同感の思いで拝読いたしました。


感話 比べなくていいよ

143号 感話:比べなくていい  永代経報恩講でお越しの常磐井先生にいただいた飯山組法語カレンダーが部屋にかかっています。これは11月の法語です。飯山組は17ヵ寺で構成され、毎年組のオリジナルカレンダーを作成されています。法語の下には組内寺院のさまざまな活動が写真で紹介されており、その月の主な仏事日程も記されています。手作り風ながら立派です。きっと何人もの作成委員でかなり時間をかけているに違いありません。法語もいいです。ちなみに10月と12月を紹介しましょう:
10月:「いただいたものを まず仏さまに供える 大切にしたい習慣だ」
12月:「ありがたい 私の称える念仏が 子や孫に伝わっていく」


143号 感話:比べなくていい  10月29日に新潟別院で新潟教区仏教婦人大会がありました。今年は元上組が主管組となり仏教婦人会および寺院女性会の皆さんが会合を重ね準備を進められました。270人余の参加者で満堂となりました。いのちの歌コンサートでは、飯山市から山?浩先生・沼田秀美先生ご夫妻をお招きして金子みすゞさんの詩と慈しみのしらべを堪能いたしました。
 先生のトークに双子の子育て経験がありました。双子は何かと比べられるのだそうです。ひとりがハイハイし歩き始めると、もうひとりはまだかと言われ、学校に入る頃になると成績を比べられ、社会人になるとお給料までどっちが高いかと比べられる、大変なんです。自分の子どもであれば「それぞれがそのままでいい」と思うのに、同じ日に生まれたばかりに殊更に比べられてしまうのですと。いつも比べられながら成長するのはお互いイヤなことでしょうね。私たちは比べられるのがイヤだと思いつつ、考えてみると自分もいつも比べてしまっています。そしてときには卑下したり、落ち込んだり、あげくの果てが腹を立てたりします。コンサートで歌われた「そのままで(山?浩作詩」にこんな歌詞がありました;
「よそゆきに着飾ったこころや 好きになれない自分や せきとめていた涙を 今ときはなって あなたはあなたなのだから あなたのいのちは それだけで 美しいのだから あなたは あなたのままで」
 この歌に涙した人もおられたと思います。「比べなくていいよ」と仏さまの声が聞こえてきます。合掌

写真:託念寺から参加した皆さんと


イメージ:ボタン

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