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118号 感話 ご法義の伝え方 [ 平成26年10月2日 ]

 予期せぬことが起こります

118号 感話 ご法義の伝え方  紅葉のシーズンが始まったばかり。トレッキングシューズをはいて山を歩いたら気持ちいいだろうなと思います。御嶽山山頂はちょうどお昼にさしかかり、リュックサックをおろして広大な自然を堪能していた人も多かったでしょう。噴火は突然だったようです。最初はこれも自然の光景だとカメラやビデオに収めていた人もおられたかも知れません。映像に写される噴煙上がる景色は瞬時のうちに恐怖に変わっていきます。すさまじい自然の姿です。
 今月は中越地震からちょうど10年の節目の日がやってきます。あの時を思い出すと、東日本大震災も広島市8.20豪雨災害も今回の御嶽山噴火もその恐怖が共感できるような気がします。



写真はミュージカル「ブッダ」のPRポスターです。
前売り券を販売しています。


秋の家族礼拝(恵以真会お彼岸行事)

118号 感話 ご法義の伝え方 「身体と頭の体操教室 −笑って 動いて 汗かいて−」。初めての試みでした。講師の今井裕子先生は、前川保育園で長いことお世話になっています。本堂で老若男女が集まって、身体と頭を動かしました。狭くたっていろんなことができるんですよ。こんなこともやりました。隣の人と片手で握手し、もう一方の手でジャンケンします。負けた方が握っている相手の手をたたくのです。勝った方はたたかれないようにいち早く手を放して逃げます。やってみてください。なかなか難しいのですよ。年齢幅80歳の会場で話術巧みに、もちろん身体は軽やかにご指導いただきました。集うっていいことです。笑うっていいことです。身体を動かすっていいことです。人と手を握りあうっていいことです。あったかくなります。さわやかな朝でした。


118号 感話 ご法義の伝え方  写真を紹介しましょう


広島市8.20豪雨災害義援金

118号 感話 ご法義の伝え方  家族礼拝の場でも恵以真会から呼びかけしていただきました。8月・9月のお賽銭箱ご浄財 40,812円 を安芸教区災害対策委員会宛に送りました。ご協力ありがとうございました。


 終わった後の集合写真です。みんないい顔しているでしょう。



感話 ご法義の伝え方

118号 感話 ご法義の伝え方  先般、「まことの保育大学講座」が長岡で開催されました。「まことの保育」とは、浄土真宗のみ教えを拠り所にしている保育活動のことです。この講義の中で丁野恵鏡(よおのえきよう)先生が、就学前の子どもの詩を紹介してくださいました。4編ほど引用させていただきます。


118号 感話 ご法義の伝え方 保育園の職員会議で副園長が浄土真宗の生活信条にある文言に触れて、「まことのみのり」って分かりますかと職員に尋ねました。「おみのり」と当たり前のように使っていて何の説明もしていなかったと気づきました。「お法」と書いて「おみのり」です。つまり仏法、ご法義のことなのです。難しい言葉を使わずに子どもにも分かる言葉で「おみのり」を伝えられることが今私たち僧侶に求められています。
 紹介した詩はそれぞれに味わいがあります。子ども達は普段から園でおみのりを聞いているのだなと思いました。
「みちばたの石」や「ともだちになれるんだよ」は、まるで金子みすゞさんのこころそのままです。こんな心が育っていけばいいなと思います。「いじわる」は「罪悪深重(ざいあくじんじゅう)」と我が身を嘆かれた親鸞さまのようです。「うそ」を書いたしょうへい君は、私どもの保育園のように「くもの糸」を読み聞かせてもらっているのかなと思いました。合掌


イメージ:ボタン

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