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156号 感話:ポジティブ・アプローチ [ 平成29年12月5日 ]

師走

イメージ:師走 1年を振り返る季節になりました。それぞれのご家族で我が家の10大ニュースをあげてみては如何でしょうか。「なーんにもない」なんて方はそのことがトップニュースです。人との出遇い、旅行の思い出、歓喜したこと、泣いたこと、怒ったこと、笑ったこと、正月には思ってもみなかったことがいくつもありました。私にとっての出遇いのことばは「人のために生きる、人と共に生きる『一緒性』」です。


冬囲いの御礼

イメージ:冬囲いの御礼  今年は例年より早い初雪でした。それに先んじて冬囲いを終えることができました。途中から雨も降り出しましたが、「雨が降ったら降ったで、早く終えようと一所懸命になるからいいのだ」と励ましをいただきました。きれいに仕上がった冬囲いは見て欲しくなります。職人の腕前です。私はというと足手まといになりながら、それでも翌日には普段と違う筋肉痛を覚えて自己満足しています。恵以真会の皆様、OBの皆様ありがとうございました。


赤倉ホテル有縁講のよろこび

イメージ:赤倉ホテル有縁講のよろこび  元上組の皆様75名とバス2台で出かけてきました。有縁講の楽しみといえば、お仏壇の前でお勤めをし、法話をお聞きすることです。
 井上慶真先生より、お讃題(さんだい)「本願力にあいぬれば 空しく過ぐるひとぞなき 功徳の宝海みちみちて 煩悩の濁水へだてなし」を最初にいただきました。お葬式でお勤めする添え引き念仏でうたわれるご和讃ですので特別な思いがあります。ご講師のお話も、大事な人を亡くされお念仏のご縁に出遇われた方のものでした。ご子息を亡くされた九州のご夫婦、仏になられたお母さんはいつもおそばにいてくださいますと母の日に語ってくれたノリコちゃん。癌告知ができずに心を痛めたお連れ合いを見抜いて御往生されたご門徒さん。気がつけば、有縁講にご参加のそれぞれにもご家族を亡くされた思い出があり、それが仏縁を結ぶことにつながっていたのです。


イメージ:  2日目はご講師の御自坊正行寺様と高橋まゆみ人形館を訪ねました。正行寺様ではたいそうなおもてなしをいただきました。明鏡寺前住様のご実家でありますが、ご法話をお聞きした後でもあり、急に身近に感じさせてもらいました。飯山市は信濃川の上流です。私たちとは川続きでありますが、心もつながるご縁をいただきました。


感話 ポジティブ・アプローチ

イメージ:感話 ポジティブ・アプローチ 「世の中の変化は急である。10年後、20年後の予測は難しい。AI(人工知能)はすごい勢いで開発が進む。人間にしかできないものは何だろうか。お寺もどうなっているか分からない、このままで行けばなくなるお寺がいくつも出てくるだろう。」こんなストレートな言葉で研修会が始まりました。先に開催された新潟教区門徒総代研修会でのことでした。講師の松本紹圭さんはまだ30代。僧侶で布教使そして「未来の住職塾」塾長という肩書きでお寺改革を進めておられるのです。松本さんは自らの経歴を詳しく語られなかったのですが、ネットで調べると、小樽市出身、母方祖父が浄土真宗寺院の住職でその影響を受けて将来はお坊さんになりたいと子どもの頃から思っていた。東京大学文学部哲学科で学び、インド哲学や仏教の考え方は、自分にフィットしていると感じたといいます。ですからもともと仏教に深い教養があり、お寺大好きのベースに立ってお寺改革を進めようとされていることが分かります。研修でもそのようなお人柄を感じました。
「お寺はもともとコミュニティ・プレイスだったんです。それがいつの間にか葬儀や法事などのイメージが強くなり、どちらかと言えば閉ざされた場になっていました。それでもお寺が今に至るまで存続できたのは、江戸時代から続く檀家制度のおかげです。しかし近年、少子高齢化、人口減少、過疎化、地縁・血縁の崩壊、檀家の寺離れなど、お寺をとりまく環境は大きく変わってきています。そういう変化に対応できなければ、お寺だって成り立たなくなってきているんです。」 「今までお寺がやってきたことを、これからもそのままやっていれば大丈夫という時代は既に終わりました。これからは、お寺の存在意義と本来の目的を明確にすることが重要だと思っています」(HP CAMPANELLA(カンパネラ)より)


イメージ:  「存在意義と本来の目的」を明確にすること;私自身に問わなければならない課題です。
 「ポジティブ・アプローチ」を示されて、内側から出てくる自分たちの「ありたいお寺を」目指そう。組織やメンバーの価値や強みに焦点をあて、弱みの克服より強みを伸ばすことに重点を置く。こうすることでチャレンジ意欲が引き出され、新しい取り組みを始めることができると提唱されました。
 こんな事もおっしゃいました。「布教は信頼関係の上に成り立ちます。受け手の視点を大切にし、信頼されるお寺を作ることがそのまま布教の土台つくりになります。」「安心のお寺には、人柄のよいお坊さんが必須です。温かな包容力、仏教の豊かな味わいを伝える確かな信仰と見識をもつお坊さんが大切です。」 そうだそうだと肯きながら、容易ではない目指し続けなければならない課題であると思いました。


写真の説明:
上:12月3日 本堂玄関の冬囲い屋根が取り付けられました。冷え込んだ朝でしたが、無事に終わりました。
下:恵以真会忘年会 お酒をいただきながら1年を振り返りました。


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