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232号 感話:24人のほとけの子 [ 令和6年4月4日 ]

期待と不安の4月

232号 感話:24人のほとけの子  「四月」には期待も不安も入り交じる特別なひびきがあります。私にはいつも不安の方が大きかったと振り返ります。皆様のご家族にとってもそれぞれの新しい生活のスタートがあることでしょう。不安が新しい出遇いのよろこびに代わっていけたらいいですね。
 先月の日曜法座で「『かけがえのないいのち』とは『代わりのきかないいのち』」の法題でお話させていただきました。それに合わせるように大谷選手の結婚発表がありました。大谷選手が「かけがえのない人」と表現し、その英訳までご自身で添えられていました。海外でも広く報じられたのでvery special to me との英訳になるほどと頷きました。その上で人生の伴侶となる人は特別な人だけでなく「代わることができない人」であるようにも思います。人生にさまざまな出遇いがありますが、他人だったもの同士が50年も連れ添うことになるのですからもう代わってもらうことはできません。つい自分のことに置き換えてしまっていました。


春の彼岸会 家族礼拝の日

232号 感話:24人のほとけの子  墓地には雪もなく、墓前にはいくつもお花が供えられていましたが、戻り寒気の一日でした。
 家族礼拝の名の通り、4歳から90歳まで老若男女50人を超えるお参りがありました。長尾すみ子先生のピアノ演奏「ジュピター」でスタートし、「春がきた」に合わせてのパフォーマンスで和やかな気持ちにさせていただきました。一緒に歌いましょう「東京ブギウギ」では、簡単には歌えない難しさを実感してテレビで歌っている趣里さんの凄さを思い知りました。「歌っていいですね」「子どもたちと一緒に歌えて楽しかった」など多くの方々が笑顔になっておられました。長尾すみ子先生ありがとうございました。撞き初めの梵鐘が春の訪れを告げてくれているように響いていました。


感話 24人のほとけの子

232号 感話:24人のほとけの子  小雪が舞う中、前川小学校の卒業式を終えて今年も寺の本堂にお礼参りに訪れました。6年前保育園の卒園式を終えて卒園報告をした同じ場所で、晴れやかな顔で手には卒業証書を抱えて。身体はもちろんのこと顔も成長し、6年前の面影を探し当てることは容易ではありませんでした。保育園時代のおまいりをしましたが、子どもたちもまた、その時代に記憶を戻すのが難しいようでした。



232号 感話:24人のほとけの子  私からプレゼントを一つ用意しました。「すてきな 阿弥陀さま ありがとう みんなちがって みんないい」の阿弥陀さま34枚の寄せ絵です。年長クラスだった夏に退園することになった一人の友だちと思い出づくりにと担任の先生が発案したものでした。全員で描いた34通りの阿弥陀さまです。力作揃いでしたがそれ以上に、同じ阿弥陀さまを見ながら描いていても感じ方も表現の仕方もこれほどに違うのかと感動の宝物でした。これは子どもたちも保護者もしっかりと覚えていて「うわー」と、6年前がよみがえった瞬間でした。
 園長から「いつだってひとりじゃないよ」のはなむけの言葉をもらい、私も「おかげさま」と「かけがえのないいのち」を贈りました。子どもたちからは卒業式の思い出発表で歌った「旅立ちの日に」を披露してくれました。スッと立って、保護者と保育園時代の先生の前で堂々と、ひとり一人の声がとてものびやかできれいな合唱でした。
 最後にもう一度座り直して、合掌・ナモアミダブツ三称・礼拝で締めくくりました。しっかり自然に手が合わさり、「ほとけの子」の姿がありました。多くのおかげさまを感じて親と子どもが共々に合掌する光景は「ワクワク ドキドキ」でした。


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