早いもので2月も半ばになりました。まだ寒いですが、日の光は明るくて強いですね。この時節「光の春」を楽しみましょう。おゆうぎ場のステージにはおひな様が飾り付けられました。緋(ひ)毛氈(もうせん)におひな様。一気に華やいで、グッと春が近づいたようです。保護者会の時までには子ども達が作ったひな人形も飾られます。どうぞ楽しみにおいでください。
さて、子ども達は卒園や進級に向けて毎日張り切って活動しています。身体も大きくなり、お友だちとの関わりも強くなって、すっかり頼もしくなりました。この1か月でまたどんな成長を見せてくれるのでしょう。楽しみです。お家の方の応援、どうぞよろしくお願いいたします。
お御堂(みどう)に行って涅槃会(お釈迦(しやか)様が亡くなられたことを偲(しの)ぶ行事)のお参りをしました。そしてDVD「蜘蛛の糸」を見ました。芥川龍之介の原作に忠実に描かれてあります。
子ども達はよく見ていました。見終わったあとで、理事長先生が尋ねました「カンダタはまた地獄に落ちたけど、地獄に落ちても仕方ないと思う人?それとも、カンダタはかわいそうだと思う人?」「カンダタはかわいそう」に多くの手が上がりました。子ども達の正直な気持ちなのだろうと思いました。『こら、罪人ども。この蜘蛛の糸は己(おれ)のものだぞ。お前たちは一体誰に尋(き)いてのぼって来た。下りろ。下りろ。』自分だって助かりたい、自分が助かるために、自分もカンダタと同じように言ってしまうだろう・・・。自分の気持ちに少しずつでも気づいていくこと、それが大事なのだろうと思いました。
「まことの保育」の4つのおやくそくに合わせて、その日のおやつは手作り4色団子でした。白:仏さまをおがみます 黄色:ありがとうと言います 緑:お話をよく聞きます 赤:なかよくします・・・一つ一つ確認しながら、おいしくいただきました。