11月になりました。比較的温かい日が続いていましたが、昨日あたりから冷たい空気に入れ替わったようです。深呼吸すると、キリッと引き締まった空気が身体に入ってきて、気持ちがいいですね。これからは少しずつ寒さが増して、晴れの日も少なくなるのでしょうか。
10月は寒暖の差が大きかったためか風邪を引く子どもが多かったです。肺炎で入院するお子さんも何人かいて、心配しました。お家の方も大変だったことでしょう。それもずいぶん落ち着いてきました。
寒さに向かう季節、十分に休息を取り、規則正しい生活をこころがけて、元気に過ごしていきたいと思います。お家でも健康管理のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
保育園の子どもたちはみんなお散歩大好き。
ふたば組の1才児さん。全員が誘導ロープにつかまって歩き出しました。みんなしっかりした足取りです。「かわいいなぁ」と思って見ているうちに、あっという間に角(かど)を曲がって見えなくなってしまいました。速い!
ちゅうりっぷ組さん。どんぐりを拾ったり、春の頃は「キャー」と言って恐がっていたこおろぎやバッタ、とかげにも興味津々、追いかけるようになりました。
うめ・たんぽぽ組さんは気の合った友だちと上手に手をつないで出掛けます。どこまで行くのかな?秋の風を感じて来てね。遠足では越路公園まで、たんぽぽ組は往きを、うめ組は往復を歩きました。ずいぶん長い距離をしっかり歩けるようになりました。えらい!頑張ったね。
さくら組さん。最近は特に「さくら組さんは成長したなぁ」と感心しています。みんなのお手本になってくれてるね。このあいだはさくら組でマラソンをしました。たんぼの中をみんな一生懸命走りました。そのあとの記念撮影で、みんなの顔は自信にあふれていました。年長組としていろんなことを積み重ねてきて、それが一人ひとりの自信になっているのだと思いました。
ふたば組の0才児ちゃんもみんな元気ですよ。今日はお部屋で、先生が工夫して作ったサーキットを登ったり降りたり転がったり、思い思いに挑戦していましたよ。
子どもたちみんな、確実に成長しています。嬉しいことです。
生活発表会最後のプログラム「全員合唱」で『星とたんぽぽ』を歌うことになりました。金子みすゞさんの詩に山?浩さんが曲をつけました。
星とたんぽぽ
青いお空の底ふかく、海の小石のそのように、
夜がくるまで沈んでる、昼のお星は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。
散ってすがれたたんぽぽの、かわらのすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、つよいその根は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。
金子みすゞは「眼にはみえないけれど、私たちを支えてくれている大切なものがあるんだよ」と教えてくれます。
いつも私たちを見ていてくださる仏さまの優しいまなざし、私たちを育んでくれるお父さんやお母さんの深い愛情、先生が教えてくれるいろんな事も、お友だちと一緒に遊ぶ楽しい時間も、お隣のおばさんの親切も、みんな眼にはみえないけれど、私たちの心を豊かにしてくれます。「眼にみえる」ものだけが信じられるものではなく、「眼にみえない」いろんなものに私たちは支えられて生きているのです。「お陰様」の世界です。
お家の方もぜひ一緒に歌ってみてくださいね。
「領解(りょうげ)」とは、聞いたことが心の中で消化され、行動に表れて自己が高められていくような聞き方を意味するそうです。「聞くときは、お話しする人の顔を見るんだよ」と先生は子どもたちに教えます。さくら組になるとこれにプラスして「お話しする人に心を寄せて聞くんだよ」と教えます。「よく聞く」子どもたちに育ってほしいです。
新潟県では優良賞を、長岡市では優秀賞をいただきました。花いっぱいのお陰で、私たちもいろいろなことを学ばせていただきました。