4日は前川保育園の入園式・進級式でした。皆さんはお母さんやお父さんと一緒に、ちょっと緊張した表情で登園してくれました。自分の下駄箱を見つけて「あっ、ここだ」「私はこのマークだ」と元気な声が響いていました。
進級したみなさん。お部屋はどこかな?担任の先生は誰かな?ドキドキしたでしょ。新しいお友だちもいるね。新しいお友だちにはいろんなことを教えてあげてね。またなかよく遊ぼうね。
新入園のみなさん。前川保育園にようこそ!お母さんと離れるのはつらいけど、早く先生に馴れてお友だちを作って、元気に保育園に来てくださいね。
保護者の皆様:お子様のご入園ご進級おめでとうございます。お子様のこれからの成長が楽しみですね。4月現在で99名のお子様を確かにお預かりいたしました。2つの安心、1つは「お子さんにとって保育園が安心できる場所」になること、もう1つは「お母さんたちが安心して預けられる場所」になること、この2つの安心が実現できるように、私たちは誠心誠意努めます。お子様の成長をお母さんやお家の方と一緒に見守り、その喜びを分かち合いましょう。ご心配なことがありましたらぜひ声をかけてください。よろしくお願いいたします。
○保育理念 : 子どもたちの健康と安全、しあわせを最優先する保育をめざします
子どもたちの健康と安全を守ることは最も基本的なことです。その上で、子ども たちのしあわせとは何でしょう。子どもたち一人ひとりが「自分は愛されている」 「自分は大事にされている」と実感できることではないでしょうか。「だめな子 は一人もいない。一人ひとりが大事な子」という理念を私たちはどんな時にも見 失わずに、保育していきたいと思います。
○保育目標 : 仏の子 強く 明るく のびのびと
子どもたちはみんな「仏さまの子ども」です。悪い子なんか一人もいません。仏 さまに守られながら、一人ひとりがいのちを輝かせて、強く明るくのびのびと育 っていけるようにお手伝いしていきます。
以上のような理念や目標に基づいて保育活動をすすめていきます。保護者の皆様のご協力どうぞよろしくお願いいたします。毎月、保育だより「れんげ」とフォトレター、クラスだよりを発行します。また毎日家庭と園を結ぶ連絡帳があります。いろいろな情報交換ができるとよいと思います。
前川保育園は浄土真宗本願寺派保育連盟に加盟しており、通常の保育活動に加えて「まことの保育」を実践しています。
「仏さまはいつもみんなといっしょだよ」「みんな元気でいられるのは、食べ物のいのちをもらっているからだよ」「どんないのちも大事。お友達ともなかよくしようね」「お手伝いはすすんでしよう」こんな気持ちが子ども達の中に育っていってくれたらいいと思います。毎月まことの保育のテーマを「れんげ」でご紹介しますので、保護者の方も一緒に考えていただけたら幸いです。
また、保育連盟発行の「ないおん」を保護者会で購読していただいています。子育ては苦労や悩みが多いですが、そんな中でハッと気づかされたりヒントを与えてくれるでしょう。
「やむなく」うめ・たんぽぽを一緒にしたというのが正直なところです。子どもたちの生活の場である保育室の広さと子どもの人数の関係で、こうせざるをえませんでした。
保護者の方の中に不安があるかもしれません。その第1は、年令に応じた教育レベルが保たれるのだろうかということでしょうか。その点については次のように考えています。
○月間絵本や制作など年齢別の指導が必要な場合には、クラスではなく年齢別の活動をします。こうするためには、担任の振り分けや場所の問題などがおこってきますが、計画的な運用で解決できると考えています。
○保育室を拠点とするクラスの活動では、世話を焼いたり焼かれたり、教えてあげたり教えられたり、共に育ち合うという異年令クラスの良さを生かしたクラス運営をしていきたいと思います。
「やむなく」のスタートですが「これも悪くないじゃない」と思えるように私どもも頑張ります。
保育園では手を合わせて「ほとけさま、おはようございます。」(散歩に行くときは)「ほとけさま、行って参ります。」のようにごあいさつします。また「食べ物のいのちをもらって、ありがとうございました。」とごあいさつします。仏さまに手を合わせることで、敬いの心やありがとうの気持ちが育ってほしいと思います。
この春卒園した10人の子どもたちは、7人が前川小学校、2人が宮内小学校、1人が越路小学校に入学します。みんな、ピカピカのランドセルをしょって元気に学校に通ってくださいね。
4月7日に前川小学校と宮内小学校が、8日に越路小学校が入学式でした。式を終えた後ランドセルを背負った晴れ姿を見せにきてくれました。