1日から衣替え。そして子どもたちは「はだし」になりました。足の裏にはいろんな神経やツボがあるので、裸足(はだし)になって足の裏を刺激することによって体が健康になるそうです。また刺激されることで神経やツボがさらに発達する、という良い連鎖ができるのでしょう(いかにも素人(しろうと)っぽい説明で恐縮です)。とにかく体に良いのだそうで、わが保育園ではずいぶん前から「はだし保育」を実践しています。子どもたちは気持ちよさそうに裸足を楽しんでいます。
5月は「下痢や嘔吐を伴う風邪」が流行り、多い時には10人以上の欠席がありました。今はすっかり落ち着きましたが、これから梅雨に入ればうっとうしい日も多くなるでしょう。寒暖の差が大きいのも最近の特徴です。この時期を健康に過ごせるように注意していきましょう。よろしくお願いいたします。
5月から月曜日のお集まりはおゆうぎ場で行っています。ステージのほとけ様にお参りします。仏教行事では寺のおみ堂まで行って大きなほとけ様に手を合わせます。ほとけ様を敬(うやま)い感謝する気持ちが子どもたちの中に育っていってほしいと思います。
子どもたちに話したいくつかをご紹介します。
幼児組になると一人ひとりが自分のお数珠を持ちます。たんぽぽ組さんは初めてなので嬉しそうにお数珠を手にかけてくれます。
5月のお集まりでお数珠についてこんな話をしました:房が下になるように、こうやってお数珠を手にかけるんですよ。たくさんの珠がつながっていますね。その中に、大きな珠が一つ、中ぐらいの珠が二つあるでしょ。この大きな珠はほとけ様、中ぐらいの珠はお家の人と保育園の先生、そして小さな珠がみなさんです。みなさんは仲良く手をつないでいますね。それをお家の人と保育園の先生とそしてほとけ様が見ていてくださっているんですよ。お数珠はみんなが仲良くしている姿。大切に扱いましょう。
先日おみ堂で花祭りをしました。
花祭りはお釈迦様(しゃかさま)のお誕生をお祝いするとともに、子どもたちがお育ていただいたことに感謝する行事です。ですから、長岡市では花祭りを5月5日こどもの日に行っているのだそうです。
おみ堂にやって来た子どもたちは誕生仏に甘茶をかけ、心をこめて作ったお花をお供えしました。副園長先生がこんな話をしてくれました;
お釈迦様はお生まれになってすぐ7歩歩き、右手で天を左手で地を指さして『天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)』と言われました。『どのいのちも一つ一つが尊い、その尊いいのちを今恵まれました』という意味です。
みなさんも尊いいのちを恵まれました。そしてお父さんやお母さんに大事に育ててもらいました。かけがえのない「ただ一人」の子どもとして育ててもらいました。そのことに感謝しましょう。お家に帰ったらお母さんやお父さんに「育ててくれて有り難う」と言ってくださいね。
今回は副園長が書かせてもらいます。ある日の出来事です。朝園庭で子どもたちが遊んでいるところに顔を出しました。もうお遊びの時間が終わりそうになった頃です。たんぽぽ組のAちゃんが泣いているのです。お友だちが何人かその周りにいたので「どうしたの?」と聞くと「B君とケンカしたの」と教えてくれました。ほどなくしてお部屋に帰る時間になり先生がクラスごとに点呼して玄関に向かいました。私はそのときAちゃんと手をつなぎました。ちょっと恥ずかしそうにしていましたが、つないでくれました。園庭から玄関までのほんの短い時間でしたが、「じゃぁね」と別れて寺の方に行く間、何度も振り返り手を振るとAちゃんも小さく手を振ってくれます。他の子がみんな室内に入っていくのにAちゃんは玄関のドア越しに2度3度と私とそれを繰り返しました。私はAちゃんはこれで大丈夫と安心し、私とAちゃんの間に小さな絆ができた気がしました。
歓喜(かんぎ)とは「よろこび」ということです。よろこびは辛いことや悲しいこととセットになっています。子どもは保育園という社会で精一杯頑張って過ごしています。一日のなかに何度も泣いたり、泣きそうになるのだと思います。そんなとき優しくしてくれるお友達に助けられ、先生が抱きとめてくれます。そのひとつ一つがよろこびと感じられるのでしょう。子どもたちはたくさんの「泣き」経験をして人とつながり、つよくのびていくのだと思います。
5月15日は親子遠足でした。国営越後丘陵公園にバス3台で出かけました。天気はくもり。ときおり陽もさし、気温はこの時期としては低めで最高の遠足日和でした。年長のさくら組さんは片道20分ほど山道を登り展望台まで行きました。
うめ組たんぽぽ組もウォーリーの丘まで歩いて眼下に広がる新緑の景色を楽しみました。
お弁当の後はたくさんの遊具で夢中になって遊びました。
前川地区は花いっぱい運動をしています。お隣の前川小学校は熱心に取り組んでいて長岡市の最優秀賞になったこともあります。前川保育園も子どもたちが先生と一緒にお花を育て、野菜作りに取り組んでいます。
写真はいつも散歩道に使わせてもらっている農道に地域の方がサルビアを植えてくださるというので手伝わせてもらったときのものです。